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Water & Tea through Science

Water & Tea Through Science | 水を、紅茶を科学する!

“命の母”水を科学の目で

H2O科学記号で表す水とはとても複雑なもので言い換えれば生き物です。

私たちの生活に欠かせない水についてあまり深く考えてことは今までないのでは?

科学の目で見るとその性質・高度の分布はとても広く、その所々で異なります。私たちはこの水は軟らかいね、硬いねといい、時には少ししょっぱかったり、少し甘かったり、イオ臭かったりと変化に富んでいるとなんとなく分かってはいますが、本当にどうなっているかはあまり深く考えたことはないかと思います。

下記のように分かりやすく図面にてご説明させて頂きます。

日本の水は外国の水と比べると硬度がとても低く大半が軟水又は超軟水に分類される、少しだけ中水もあるようです。


日本の水を油絵に例えるとキャンバスにほんの少し下地塗りをした真っ白なキャンバスとしたら大半の外国の硬い水は下地塗りが終わり絵も少し描かれた状態のキャンバスに似ていると思えばいよい。言い換えれば日本の軟水が余裕スペースありすぎに対し外国の水が余裕が少ないとのことです。ですので溶け込める成分に違いが当たり前のように生じます。水が生き物とはここに当てはまります。硬度が上がると溶け込める成分の受け入れられる領域が少なくなり、すでに水に溶け込んでいるミネラルなどの影響で味・香りに影響を及ぼします。さらには酸性、中性、アルカリ性の性質によっても色に味にこくに香りに影響が出ます。酸性、アルカリー性の強弱によってもずれが生じます。硬い水では出ない成分までも軟らかい水ですと出てしまいます。

 

すれが日本で紅茶が美味しく入れられない理由では?


水を科学の目で見るととても複雑でそれが生み出す食の世界の芸術派まだ未知の世界では?と私たちは考えております。

紅茶は水質次第でその色・味、香りを変化させる
今までになんとなくで理解していた水の世界をはっきりと科学でご理解頂き、工夫してより美味しいティタイムを、美味しい料理を楽しんで頂きたく存知ます。

市販されている硬度0~5000+までの水

その他、便利な情報:

茶を科学の目で!

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Tea & Health

Tea & Health / 紅茶と健康

酸化防止効果

紅茶はその製造工程からして発酵茶に分類され、茶カテキンが酸化され、抗酸化能が無くなっているかの誤解がある。確かに外界において油等の酸化を防止する力は弱いが、一方生体内での活性酸素の酸化防止能力を測ると測定法により差異があるが、紅茶のテアフラビンは未酸化のカテキンよりも強いという論文がある。テアルビジンも日本で飲用しているレベルの紅茶から抽出したものは、テアフラビン並の力価がある。最近の医学の研究では,呼吸による酸素の働きがエネルギーの基ではあるが、同時に不可避的に微量生ずる活性酸素が細胞組織の劣化、血液中の脂質の過酸化を起こすとされている。

 

このとき活性酸素を消去する酵素類が生体防御機構として働くが、過剰な活性酸素の生成に対しては、飲食品中の抗酸化性物質が対応しなければならない。抗酸化ビタミンといわれるビタミンA,C,Eなど、ひいては果実や緑黄色野菜の摂取が勧められる理由である。緑茶カテキンや紅茶ポリフェノールもわれわれにとって重要な生体内抗酸化物質である。茶の飲用により生体内の活性酸素、フリーラジカルを消しされば、それらによって引き起こされる生活習慣病(以前は成人病といわれたがん、高血圧,脳卒中,心臓病,糖尿病など)の予防,老化の抑制(例えば老人性シミの発生防止,血管等体の組織がもろくなるのを防ぐ)、メラニン色素生成を防ぐ美容等には充分効果が期待される。すでにアメリカでは抗酸化能のある物質の栄養補助錠剤が多く発売され抗酸化の言葉が即、健康によいとのイメージが浸透しており、紅茶の業界でも紅茶フラボノイドの抗酸化性にPRを集中している。

 

がんの予防効果

がんはその部位や状況によって、さまざまな種類があり、紅茶ポリフェノールがどれだけ効果があるかについての、個別研究は緑茶カテキンより少ない。緑茶カテキンの例を紅茶溶液と比較するか、紅茶特有のポリフェノールのテアフラビンをカテキンと比較する程度である。動物を用いたがん予防試験は各種がん、各部位、進行状況などの試験が数多く行われており、ある種のがんの進行を予防し、紅茶の飲用がある程度がんの予防に効果はあると考えられる。

抗菌作用との関連

ボツリヌス菌に対する殺菌効果は紅茶液が砂糖の有無に関わらず緑茶より強いことは判明している。緑茶カテキンや紅茶テアフラビンはコレラ菌など一般的な食中毒細菌に対しても殺菌効果があることが知られている。衛生状態の悪い国を旅行する時には、紅茶はどこでも入手可能であるから、できるだけ飲用することが安全である。一方、茶ポリフェノールは乳酸菌やビフィズス菌などには影響を及ぼさず、結果的に腸内細菌の比率は善玉菌が増えて悪玉菌が減り、便秘と下痢の双方に効能を示し、便の臭気が薄くなることも確かめられている.また胃炎ひいては胃がんの原因菌といわれ出したピロリ菌に対する殺菌性も認められた。

ダイエット効果

茶カテキンのもつ糖分分解酵素の阻害作用がダイエット効果を示す。烏龍茶では脂肪分解作用がいわれているが,これは脂肪吸収抑制作用と解すべきであろう。以上の諸作用は紅茶ポリフェノールでも同様に期待される。ただし紅茶を飲むのに砂糖やミルクを大量に加えたり、同時にケーキなどを大量に食べてはダイエットは無理であろう。同様に糖尿病に対しても予防的に働くような効果も考えられるが、インシュリン注射を必要とする糖尿病に対しては茶の飲用は無効であろう。

花粉症(1型アレルギー)対策

紅茶飲用とヒト花粉症の臨床データではないが、紅茶を飲んで何らかの効果が期待できるかもしれない。

疲労回復とストレスの解消ほかカフェインの働き

紅茶の効能にはカフェインによる作用もある。カフェインの働きは疲労回復、ストレスの解消、中枢神経の興奮、覚醒作用、強心作用、運動敏捷性、抗喘息作用,利尿効果等があるが、紅茶ではカフェイン単体より作用がマイルドになっている。また、カフェインはエネルギー源としての脂肪を優先的に消費する作用があるといわれ、有酸素運動時に摂取すればダイエット効果が見込めるかもしれない。

有害成分の排出

紅茶ポリフェノールへの吸着とカフェインの利尿効果で紅茶飲用により残留農薬や環境ホルモンを比較的すみやかに尿として体外に排出すると考えられている。いくらかの例がテストされているが、実際の効果は不明である。

ミネラルの補給

ミネラルは体内の新陳代謝が円滑に行われるのに必要な栄養素である。ミネラルは製茶過程で増減しないから、いずれの茶にもミネラルが多く含まれ、とくにカリウムが豊富で,茶飲用により体内の過剰なナトリウムと置換することで、脳卒中の防止に役立つ。他にカルシウム、マンガン、ナトリウム、フッ素、さらに亜鉛、銅、ニッケル、モリブデン、セレンといった微量要素も抗酸化作用に必要と言われている。

ビタミンの補給

紅茶で有効なビタミン効果は、ビタミンB群の中でB1B2、ナイアシンがあり、抽出液にも比較的多く溶け出ている。あらゆる栄養素の代謝に必要なビタミンである。

インフルエンザ対策

インフルエンザに関してはウイルスの種類に関係なく、紅茶テアフラビン、緑茶カテキンがウイルス粒子を凝集させ、感染力を失わせる。あくまでも予防効果であり、ウイルスが細胞内に入り込み増殖し始めた状態ではお茶の作用は及ばない。対症療法の投薬が必要である。お茶によるうがいが予防には有効であるが、喉から鼻にかけて紅茶液が行き渡るような工夫が望ましい。

歯垢合成酵素阻害作用と虫歯予防

カテキンやテアフラビンは歯垢合成酵素阻害作用があるので、紅茶うがいによる歯垢防止効果がある。紅茶に含まれるミネラルのフッ素は歯のエナメル質の強化に役立ち、虫歯予防にも効果的。


その他にも消臭効果、水虫、たむし対策にも効果的と言われている。